どんなドラマか
医大の同期として出会い、20年近く友情を続けてきた5人が、同じ大学病院でそれぞれ別の科の教授として働く物語です。病院が舞台ですが、大きな陰謀や権力争いが中心にあるわけではありません。患者と家族、研修医と看護師、そして5人の一日が少しずつ積み重なっていく形で進みます。毎回いくつかの患者のエピソードが描かれ、その合間に友人たちが一緒にご飯を食べ、冗談を言い合い、バンドの練習をします。大きな事件を待つより、人と人の間の温度を感じながら観るドラマです。
医大の同期5人が同じ病院で働きながら友情を育む医療ドラマです。事件よりも日常を積み重ねる作りの楽しみ方と見どころをまとめました。
医大の同期として出会い、20年近く友情を続けてきた5人が、同じ大学病院でそれぞれ別の科の教授として働く物語です。病院が舞台ですが、大きな陰謀や権力争いが中心にあるわけではありません。患者と家族、研修医と看護師、そして5人の一日が少しずつ積み重なっていく形で進みます。毎回いくつかの患者のエピソードが描かれ、その合間に友人たちが一緒にご飯を食べ、冗談を言い合い、バンドの練習をします。大きな事件を待つより、人と人の間の温度を感じながら観るドラマです。
演出のシン・ウォンホと脚本のイ・ウジョンは、『応答せよ』シリーズや『刑務所のルールブック』を一緒に手がけてきたコンビです。大勢の人物にまんべんなく光を当てる群像劇、笑いと涙を一話の中に混ぜる作り方が今回も受け継がれています。5人の主人公は肝胆膵外科、小児外科、胸部外科、産婦人科、脳神経外科の教授という設定で、科ごとに違う病院の風景を見せてくれます。主演5人のほかにも、研修医や看護師、患者の家族を演じた俳優たちが物語の大きな部分を担っています。
韓国ドラマはふつう週2回放送されますが、この作品は週1回、その代わり一話を長くして放送しました。そのため一話の中に、何人もの患者の物語と友人たちの日常がゆったりと収まっています。いま観返すときも、このペースを生かすのがおすすめです。一話が長いぶん、何話も続けて一気に観ると、人物の小さな変化が混ざってぼやけがちです。一日一話くらいを、夕食後にのんびり流しておく観方がこのドラマにはよく合います。
医療ドラマといえば、天才外科医、院内の派閥争い、緊迫した手術シーンを思い浮かべる人が多いでしょう。この作品にも手術や救急の場面はありますが、カメラが長くとどまるのは手術室の外です。治療のあとで家族に説明する場面、当直室で仮眠をとる研修医、仕事帰りに友人と囲む夕食といった瞬間です。主人公たちも完璧なヒーローではなく、失敗したり愚痴をこぼしたりする普通の大人として描かれます。緊張感より安心感をくれる医療ドラマであることが、いちばんの違いです。
登場人物が多く、エピソードが細かく分かれているので、初めて観るときに次の点を意識するとぐっと豊かに見えてきます。
5人は一緒にバンドを組んでいて、劇中で懐かしい韓国の歌謡曲を演奏し歌う場面がたびたび登場します。これらの曲はその回の雰囲気や人物の気持ちと重なっていることが多く、ただの息抜きの場面ではありません。誰がどんな表情で歌っているかを見れば、その人物がその回に何を経験したのかが見えてきます。気に入った曲があれば、原曲も探して聴いてみてください。時代の違う歌がいまの物語と重なって生まれる味わいも、この作品の楽しさです。
病院が舞台なので、重い病気、手術、死、子どもの闘病といった場面が出てきます。家族が病気を抱えている、あるいは最近そうした経験をした人は、大きく心を揺さぶられることがあるので、自分の状況に合わせて観るのがよいでしょう。また、劇中の診断や治療は物語のための演出であり、実際の医療とは異なる場合があります。似た症状が気になるときは、ドラマの内容で判断せず医療機関に相談してください。一話が長いので、細切れに観ると流れが途切れやすいことも覚えておくとよいでしょう。
激しい対立よりも、温かい日常と長年の友情を観たい人によく合います。『応答せよ1988』のように大勢の人物が集まって笑い、泣く群像劇が好きだった人なら、この作品の手ざわりにもなじみを感じるはずです。医学の知識がなくても十分に楽しめますし、病院という場所になじみのない人には、そこで働く人たちの一日をのぞき見る楽しさもあります。シーズン1から順番に観ることをおすすめします。
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